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有機栽培除草機、製品誕生の理由


製品誕生について

有機栽培暦20年。
農業の自立を目標に株式会社ごはんを設立。
その中で農薬まみれの今の日本農業をやりながらどこに生命の安心・安全があるのか?という思いの中、子供達の未来を!をモットウに有機栽培を開始。

本格的に平成16年より水田8ha畑5haを有機農法により栽培。
水田では最初はまがもによる除草を手掛け悪戦苦闘の毎年を経験し5年をかけ、まがも技術を新潟の福島かも場さんにお世話になり習得。
その当時、480kgを達成し、更に収量増を目標とした。
全かも数600羽。ところが鳥インフルが渡り鳥により媒介という報道の中、このまままがもによる除草では限界があると判断。
やっぱり機械除草でないとダメなのではないかという結論に達し、各メーカーの機械をテスト。
ところが全機種とも成果は上がらず残った草の勢いは増すばかりである。
そこで自社開発しようという事になり開発が始まった。

他社の機械は動力で雑草が生えたら除去する方法攪拌する事で新しい土が出てくるので振り出しに戻る。
これでは稲を選んで除去はできないので稲までも無くなってしまい更に草が残る。
それと田植え後1週間程度で草が生えはじめ、放置しておくと20日位で稲と同程度に生育し、さらに放置すると雑草が稲より生長し稲が負け収量が望めない。

そこで考えたのは雑草の生えてくるメカニズムはどうなのか?
雑草は大きく別けて2種類、ヒエと水草である。ヒエは一年生で種より発芽し成長分けつしていく。
水草は一年生と多年生に別かれる。
多年生の種は水・土より軽いので代掻き時に水を多くして一度ゆっくり代掻きをすると浮いてくる。
水を多く張り風で畦ぎわに種が寄ってくる。
この事を毎年繰り返すとほとんど無くなっていく。

一年生雑草は土中1~4cm位から発芽すると言われている。
この生えてくるメカニズムを阻害してやれば出芽率が落ちるのではないか。
とにかく生やさないで稲を早く大きくする方法を考えた。
田植え後遅くとも3日・代掻き後1週間で稲にダメージを与えず出芽のメカニズムを壊す方法。
それは表層を1~2cmをかき混ぜながら不安定化させ、とろとろ層を作る事だと考えた。

それがランダムライダーになった。
このランダムライダーを使う事、最後の仕上げを行なう事で単収コシヒカリ600㎏を達成している。

製品効果について

ランダムライダーを使用する事で稲をいためず田植後3日目から抑草除草作業が出来ます。
スピードを調整しながら最初はゆっくりと走行し、フロートを調整する事でピアノ線を2~3cm程度土中に刺さるようにし、しっかりかける事で草の発芽条件の不安定化を促す。
ゆっくり走行する事で往復の2度掛けを行う事もできる。

中後期型除草機
ランダムライダーで3~4回程度抑草除草を行った後に、株間に残った草をかき出しながら条間のローラーが土中に埋め込んでいき更に除草効果を高め自力回転する事で稲の上根を保護し生育抑制が起こらない。
1回を目途に作業し、その後ゆっくりと中干しに入る。

他社製品との比較

他メーカー
・作業開始が田植え後14日
・苗をつぶす
・土を攪拌することで新たな発芽土壌が出る

ランダムライダー
・作業開始が田植え後3日
・ほとんど苗をいためない
・新しい土を掘り起こさないので発芽環境が抑制される

中・後期型
・除草動力が自走より得られているので走行速度にあった作業が行われ苗いたみがほとんどない

特許について

ランダムライダー 出願中
中・後期型自力駆動除草機 出願中